看護系漫画

看護師が主人公、またはどこか看護に関係のある漫画のレビューです。
オススメ度を満点=★5つで表現しています。

現在は廃刊になっているものもあります。出版年は、最終巻の初版のものです。

  著者名 作品名 ・巻数 出版社
出版年
一言感想 

27
岸香里  ぶっちゃけナース  いそっぷ社
2010 
 5,6でも紹介した岸さんの最新刊。看護師の方は「そうそうそう〜!」と笑って読めるでしょう。内容に新鮮味や深みはありませんが、ストレスなく楽しく読めるのは岸さんならでは。
★★★

26
宮下真沙美  なんとかなるって! 
働く女性の妊娠コミック
妊婦の「ぷ」 
小学館
2005 
働く女性の妊娠・出産がテーマです。出産情報サイトREBORNの方がコミック監修やコラム執筆をしているので、商業主義的な情報以外の、お産の具体的情報が充実しています。
★★★★ 

25
ささやななえ
原作;椎名篤子
凍りついた瞳 子ども虐待ドキュメンタリー
続 凍りついた瞳 ―被虐待児からの手紙
新 凍りついた瞳
集英社
1996
1999
2003
児童虐待の様子がリアルに描かれていて迫力があり、胸が重くなる作品です。不幸な要因が重なることで起こりうる問題で、特別な人が虐待をするのではないことが伝わります。
★★★★★
 24  河崎芽衣  学校へ行きたい
〜「医療的ケア」が必要なわが子〜
 秋田書店
2007
 「み〜んなそろって学校へ行きたい!」(晶文社刊)を漫画化したものです。気管切開で吸引が必要な子どもの就学がテーマで、「社会に生きるとはどういうことか」考えさせられます。
★★★★
 23 井上雄彦 リアル
1〜8〜継続中  
集英社
2009 
 車椅子バスケットボールを題材とした作品です。骨肉腫で右足を切断した戸川、交通事故で下半身不随になった高橋、健常者でバスケ大好き高校中退の野宮、みんな魅力的!!
★★★★★
 22 うみのやよい はちみつBlood  宙出版
2009 
2型糖尿病になったうみのさん。病気と向き合って、重症一歩手前からわずか3ヶ月で抜け出せます。誤字脱字が多いのが気になりますが、生活に密着した内容で引き込まれます。
★★★
 21 福田素子;作画
早野香寿代;原作 
言えなかったありがとう  秋田書店
2003
 
原作は早野香寿代さんの「筋ジストロフィーを抱えて それでも私は生きる、ありのままに・・・」です。闘病記に終始するのではなく、一人の女性の「成長記」「奮闘記」でもあります。
★★★★
 
 20  大島弓子 つるばらつるばら  白泉社文庫
1999 
小作品5編が収められています。イチオシは3作目の「ダイエット」。摂食障害の高校生が主人公で「さすが大島作品」と唸らせる深さです。
★★★★★
 19  曽根富美子 この星のぬくもり
−自閉症児の見つめる世界 
ぶんか社
2007 
高機能自閉症の当事者が書いた原作「変光星−自閉の少女に見えていた世界」(森口奈緒美著)を漫画化したものです。
「当事者にどう見えているか」が漫画で描かれています。
★★★★★ 
 18  芹沢由紀子  オッパイをとったカレシ。

 オッパイをとったカレシ。約束
講談社
2002
2010
性同一性障害(GID)で苦しむ主人公(体は女性、心は男性)が、様々な問題に直面しながら生きてゆきます。
性の問題は生に直結するということをひしひしと感じます。
★★★★★
17 長広洋子 ふぃなーれ!! 痴呆老人介護奮闘記   集英社
2000
認知症の高齢者から見た世界を描いた部分が秀逸。
介護保険施行前の世間の反応がよくわかります。
★★★★★ 
16 岸香里   やンドル 病院の人気者たち 幻冬舎
2000
エッセイ+コミックス、コミックス部分は動けない喋れないけれども何でもわかっている梅吉さんが主人公です。ホントに梅吉さんみたいな人いるんじゃないだろうか・・・
★★★★★
 
15 美村あきの:作画
江川晴:原案 
 ライフ・ライン
 〜医療少年院・看護師と院生の絆
 1,2 
秋田書店
2005
医療少年院が舞台です。「生老病死」に加え「教育」「愛」とも向き合う職場は大変だ・・・
★★★★★ 
 14 荻野眞弓   ちっちゃいナース
 1,2
双葉社
2006
往診や治療食指導など、「地域に根ざした小さな個人医院ならでは」の役割がよく出ています。ある意味先進的な取り組みをしているすごい医院です。
★★★★ 
 13 こしのりょう   those days
 (上・下巻) 
講談社
2007 
ナース;あおいの看護学生時代+卒後すぐが 描かれています。「何となくの看護学生」今もいますいます。
★★★★
12 こしのりょう   Ns’あおい(ナースあおい)
 1〜30〜継続中 
 講談社
2010
看護計画の立案など「現代」のことと、Nsも患者もDrの機嫌を気にするなど「昔も今も」のことがうまく描かれています。ときおりありえない描写あり。
★★★★ 
 11 ひらのあゆ   ラディカル・ホスピタル
 1〜16〜継続中 
芳文社
2009 
 軽く読めます。病院も普通のオフィスと、医療関係者もサラリーマンやOLと変わらないのね、という雰囲気がよいです。
★★★★★
 10 甲斐さゆみ   The ナース 1  ぶんか社
2005 
楽しく笑えます。医療・看護的な注釈も丁寧。それにしても臨床って、こんなにいろんなことがあるんですね・・・
★★★★ 
 9 佐藤両々   天使のお仕事
 1〜4 
竹書房2010   産婦人科医院に勤める看護師が主人公。看護師のホンネが楽しい。随所にありえない間違いもあるけど。
★★★★
 8 丹沢恵   天使じゃないもん
 1,2
 
竹書房
2005 
個人病院(小児科・内科)に勤める金髪/細眉/ピアス/巨乳 ナースが主人公の4コマ。エロではなく、楽しい日常もの。
★★★
 
 7 池田みゆ   看護師 みさき
 1,2
 
集英社
2004
 
手術室の看護師が主人公です。随所のエピソードにリアルでよいものもあります。ストーリーはやや安易。
★★
 
 6 岸香里   白衣の男子 芳文社
2001 
 特にかっこいいとか、変わり者とかでなく、ごくフツーの男性の看護学生が主人公。
★★★★★
 5 岸香里   天使のたまご 完全版
 上,下
いそっぷ社
2005
 
 上では看護学生の姿が、下で新人看護師時代がリアルにコミカルに描かれいてます。
★★★★★
 4 たかさきももこ   白衣でポンDXデラックス
 1,2
集英社
2004 
 オーストラリアと日本の看護の違い、キャラクター個々人の生活や価値観の違い・・・。いろんな違いが面白い。
★★★★★
 3  たかさきももこ  白衣でポン
 全1〜11
 集英社
2004
 こんな看護師いません(多分)が、面白いキャラクターを使うことで、深ーい問題を突っ込んで描いています。
★★★★★
 2  佐々木倫子:著
小林光恵:原案
 おたんこナース
 全1〜6
 小学館
1998
 看護師が読んでも楽しいが、そうでない人が読んでも、十分、エンターテイメントとして楽しめると思います。
★★★★★
 1  島津郷子  YOU漫画文庫
 自薦 ナースステーション 
 1〜12
 集英社
 2002
 看護師の人が見たらすぐにわかる「明らかにありえない部分」や「誇張」もありますが、それでもおもしろい。
★★★★★



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